今回のイベントは合計値部門と平均値部門が共にさんまのこぼね氏制作の「Unlock」が優勝となりました。おめでとうございます！
作者予想部門・作者予想外部門については各順位をご確認ください。なお今回の予想部門は検討の末、 「一部作品において作品で設定された本来の名義に関係なく、その作者が複数使用している別名義に該当する場合、すべて正解とみなす」。 と判断させて頂いた上での結果となります。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

元々本イベントは「Battle in the Mist　～匿名BMS合戦～」のルールをそのまま伝承する形で開催致しました。
初代は2001年だったので、丁度17年振りのイベント開催となったようです。Be HappyやWire Pullerのような本来の名前を隠すbmsイベントはいくつかありましたが、今回のようなイベントは今までにあまり開催されていなかったかと思います。 名前を完全に固定することで色々と面白い試みをされていた方が何人か見受けられましたので、個人的にそういった方々が見れただけでも良かったかなと思います。

匿名は元々「ネームバリュー」という要素を排他した上でのBMSイベントでした。
「ネームバリュー」というのはイベントが開催される度に批判されやすい傾向を見受けられます。昨年にもそういった話を見かけることがありました。
しかしそれは今に始まったことではなく、初代匿名戦の開催が2001年に開催された時点で、この話は初期から度々話に挙がります。
そういった話をみかけたのがきっかけで実際に開催してみようと思ったのが「Battle in the Mist 2ndMIX」でした。

個人の話となりますが、BOF(U)を長年主催してきた身としては定期的に「ネームバリュー」に関する意見を受ける事が多いです。
「BOF(U)は匿名戦として開催すべき」や「BOF(U)は無名に厳しい、有名勢にハンデを設けるべき」といったご意見をよくいただきます。
それらの意見が今のBOF(U)のポリシーにおいて正しいかと言われると、答えは「否」と判断しております。

今回のイベントの結果をどう考えるかによって、他で開催しているBMSイベントに見方や、「ネームバリュー」という価値観がまた違って見えてくるのかもしれません。

予想部門・作者予想外部門のルール制定においては元々参考値前提でかつ、参加者は一切公開しないという前提で考えていたので今回の結果はある意味予想通りだったと思います。
しかしこれらの部門をしっかりと動かすなら「ショートインプレにも作者予想欄をつけるべき」のほか、「予想欄に今回の参加者一覧は公開すべき」と「別名義での参加は原則禁止」というルールを導入しないといけなければならないと考えさせられる結果となりました。
それ以外にも様々なご意見をいただいておりましたが、これらを反省点とし、今後匿名戦形式のイベントを開催する予定があれば検討に入れたいと思います。

今回の匿名戦、如何でしたでしょうか。今年はBM98の20周年ということもあり、古いイベントを敢えて開催させていただく形となりました。
今後このようなイベントを開催するかどうかはわかりませんが、もしそんな機会があればまたやってみたいところではあります。
また、諸事情につき集計が遅れました事をお詫び申し上げます。

それでは、次回はG2R2018にてお会い致しましょう。BM9820Aもありますが。